ごはんが主役「食と暮らしのスタイル」


人は自然の一部という陰陽五行の考えをベースに、ごはん、お味噌汁、お漬物を食の中心軸に、季節の野菜を五感で感じる調理法を提案。シンプルなケの日の食と、特別な日のハレの日食を使い分け、上手に時間を使い、現代社会の中で、「ごはんが主役の自分で選ぶ自然派スタイル」を目指しています。

いなほ料理教室「4つのコンセプト」


心の豊かさ


飽食の時代と言われる一方で、孤食・個食・粉食が問題。

「孤食」の避けがたい「現代社会」。毎日頑張りすぎて、お料理をたくさん並べることよりも、ハレの日食とケの日の食を使い分け、ケの日の食はシンプルに、できた時間を上手に使いたい。ごちそうを並べるより、食卓を囲み家族が集う時間に、家庭の味があればいい。

 

ごちそうが並ぶハレの日の特別な日には、より豊かな時間に。家族や仲間が集えばなお嬉しい。

子どもたちに、どんな家庭の味・思い出の食を創れるでしょう?

未来の孤食な時間に豊かな思い出の食づくりを、「今」できるときに、つくりたい。

食の安心・安全


地産地消・顔の見える関係づくり。食の安心・安全は自分で選び守る時代。自分や家族の健康は家庭の台所から。

日本の稲穂にしか存在しない麹菌は、国菌と呼ばれます。日本ならではの麹の醸す発酵調味料(味噌、醤油、酢、酒など)も今や、速醸法と添加物で「ホンモノの味」が解らない。

 

「麹の醸すアミノ酸」が美味しい味覚を、「添加物のアミノ酸」が美味しい味覚にすり替えられつつある。質より量の「バランス良く多品目摂取」の栄養教育から、「量より質」の安心安全な食を、自分で選ぶ時代。

現代食を否定せず、現代食のメリットデメリットを知り、選び判断できることを目指します。

旬の野菜・季節の暮らし


ごはんを主食に、旬の野菜のみそ汁、漬物を食生活の中心軸。

一日に多品目の食品を摂ることよりも、旬の食材を季節毎に取り入れることで、一年を通じて多品目の食材をいただくことができる。

 

季節のエネルギーの性格がわかれば、今の時代に合わせた季節の暮らしを楽しめます。暮らしのリズムが自然に一歩近づき、季節のエネルギーを食べものを通じて身体にとりいれることで、自ずと心が豊かになる。表情が豊かになり笑顔が溢れるシーンに何度も出会ってきました。

「旬」とは、今の自分の「旬」を知ることでもあり、できないことに思い巡らせるより「今」の時期にこそできることを楽しみ、心豊かな日々を送りたい。

伝える食育


親が子どもに、地域のオトナが子どもたちに伝える食育を目指したい。

 

子どもの「好き」を応援する。子どもの「キライ」を、「小さな自信」に変える。子ども好きキライだって、決めてしまわず、子どもに今、必要なことに耳を傾けること。伝える食育は家庭で親子のコミュニケーションに、そして地域のオトナが地域のオトナに、地域の子どもに伝え、食を通じて地域コミュニティを育みます。

 

「コトバ」で伝える台所育児を大切に、良いコトバは、子どもにだけでなく自分自身の気持ちを豊かにするもの。

社会の基盤である家庭の台所コミュニケーションから親子関係を育み、ごはん食を中心軸とする「心の豊かさ」「食の安心・安全」「旬の野菜・季節の暮らし」。そして、先人たちが育み、伝えてきた、和の心、和の精神を、次の世代の子どもたちに受け継いでいきたい。